「自然体」から生まる必然的な心地よさ

奇をてらったデザインもなく、無駄に豪華な要素もない。特別なことをしなくても、心地よく過ごせる普通にいい家。中部ジェイ・シィの家には、どこか「自然体」という表現が似合いそうな奥ゆかしさがある。流行に左右されず、気負いもなく、それでいて豊かな暮らし。そんなイメージだろうか。
「自然」というキーワードは、同社の家づくりを語る上で欠かすことができない。たとえば、無垢材や珪藻土、大谷石など自然素材を適材適所に使ったデザイン。また、自然の力を最大限に活かすSPI工法（外断熱・自然通気工法）による快適な空気環境も大きな特長だ。

自然の力で心地よい室内を実現

この工法の仕組みを簡単に言うと、居住空間を断熱材でスッポリと包み込み、室内や壁内の通気口に流れる空気をコントロール。夏は、地下の冷気を室内に取り入れて、熱気や湿気を屋外に排出。冬は、排気口を閉じることで暖かい空気を逃さない。
冷暖房機器に頼りすぎることなく、建物全体を快適な室温に保つという、環境にも家計にも優しい仕様なのだ。結露を抑えることで構造材などの腐食やダニ・カビの発生も予防。北陸の気候風土に適した住まいといえるだろう。
空気感を写真や言葉で説明することは難しい。同社の住まいを体感するなら、公開中（※）のモデルハウス「環の里」に足を運んでみるといいだろう。

※モデルハウスの公開期間や見学については、同社にお問い合わせください。

木造住宅の耐震性能を解析ソフトでシミュレート

もうひとつ、同社が力を入れている耐震性能についてご紹介しよう。解析ソフト「ウォールスタット」を導入した耐震設計。このソフトは、地震発生時における木造住宅の損傷や倒壊をシミュレートするもので、実際の新築住宅と同様の「バーチャルハウス」をPC内に構築。想定される最大クラスの地震での耐震性を検証する。万が一、建物にダメージが出た場合には、設計を見直して何度でも試すことが可能なため、耐震性能の信頼向上に結び付けられるのだ。