【会社レポート】

どんなパートナー会社になるのか?
取り組みやスタッフなど建築業者の「人柄」をレポート。
TAKATA流!
楽しむ内覧会レポート

TAKATA建築

建築&ディスプレイ&作家+α(アルファ)

家を建てる予定がまったくないという人に、新築住宅の内覧を提案することは、あまりない。訪問者にとっても、主催者にとっても、無駄な時間になりかねないからだ。でも、あえて見学を勧めるケースもある。たとえば、TAKATA建築の内覧会だ。

建物やインテリア、居心地の体感もさることながら、室内のディスプレイやアート&クラフト作品の展示など、単なる建築会社の内覧会を超えたエンタメ性の高いイベント会場になることも少なくない。

そんな事例の一つになりそうな真夏の暑い日の取材をご紹介したい。

7月の晴れた土曜の午前、プチ旅行気分で加賀市の新築内覧会にお邪魔した。お食事処とエステが併設された店舗兼住まい。時間前の準備(遊び?)に忙しいスタッフたちが出迎えてくれた。バーベキューでもはじまりそうな、くだけた服装とリラックスした雰囲気。いい意味で緊張感も敷居の高さも感じさせないのが、気楽で心地いい。

古民家空間を再現した「樂家座」の世界観を演出

室内に入って、邪魔にならない程度に見学&撮影。同社のオリジナルブランド「樂家樂座(らくうちらくざ)」ならではの存在感ある梁や柱、左官塗り、障子建具など古民家風建築が、バンブーアートやアンティーク調の家具、レトロな雑貨などによって印象的に演出されていた。

ガラスや水引きなどの照明、手洗い鉢など、この家の随所に点在するハンドメイド作品の存在感も際立つ。その作家ご本人による作品の展示販売会が、この日のもうひとつの見どころだ。

写真上/内覧会場の一室で開催された展示販売会。作品を手掛けたガラス作家の秋友騰尊氏(左)と、陶芸家の香田昌恵氏(右)が自ら接客対応した。照明や手洗い鉢など、家づくりの一部も彼らが携わった。

作り手の顔が見える家づくり

展示作品を手掛けた秋友騰尊氏(ガラス造形)、香田昌恵氏(陶芸)、蔵本由野氏(クラフト)も会場にスタンバイ。訪れる人に作品について説明したり、交流を楽しむ場面もあったという。

アーティストや作家というと、「どこか近寄りがたいオーラを感じる」という先入観を持つかもしれない。でも、この日の作家さんたちには変な威圧感(笑)もなく、とてもフレンドリーかつ丁寧。彼らの人柄、また美術館や工房とは違うリラックスした雰囲気もあってのことだろう。
作家に限らず、さまざまな立場の人々の間にあるカベを取り払い、新しい交流を促すことも同社の狙いという。

コロナ禍で続けていた内覧会の完全予約制を、この回をもって全面解除。同社の小西暢広統括プロデューサーは、「入場制限で難しかった人と人との出会いや交流を増やしていきたい。お客様と当社だけでなく、作家さんや職人さん、家を建てる予定のない人や既に建て終わった人など、内覧会というイベントを通じて新しい関係が生まれていけばいいですね」と語る。

家一邸が完成するまでには、立場の違う大勢の人々が関わる。家づくりとは、思いを共有した人々のコミュニティーづくりでもあるのかもしれない。

写真左/ご自身が手掛けたガラス照明を説明する秋友氏。 写真右上/この日は、同社の撮影担当メンバーである中武守氏の姿も。撮影画像は、同社のSNSなどで閲覧できる。 写真右下/トイレに設置された香田氏作の手洗い鉢。

株式会社TAKATA建築
〒921-8163 
石川県金沢市横川4-180
TEL 076-243-0151
https://takataworks.com/

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